保護を受ける人たち
- 刑務所を満期で出所した人たち
- 少年院を満期で退院した人たち
- 刑の執行猶予や起訴猶予の処分を受け、身体の拘束を解かれた人たち
- 刑務所を仮出所中の人たち
- 少年院を仮退院した少年たち
- 家庭裁判所で保護観察に付された少年たち
- 刑の執行を猶予され、保護観察に付された人たち
保護の内容
受け入れ準備
矯正施設に収容されている人たちの出所後の生活計画を面会や通信などにより確かめ、指導や助言を行ったり、就職先の確保など受け入れの準備を行います。
入所時の手続き
当施設における生活の心得を説明し、居室を指定したり、個人の生活信条や生活計画などをよく把握し、その後の助言・指導・援助などの指針にします。
宿泊・食事の供与
受け入れた後の一定期間は、宿泊・食事を無料で供与し、当座の生活に必要な条件を整えています。また、調理員の手作りの食事が支給されることから、利用者は、在所中に働いて得た賃金の多くを自立のための資金に充てることが出来ます。
生活の指導
金銭の管理、自立資金の積み立て、断酒、交友関係の改善などについて、保護観察所や雇用主と連絡を取りながら、適切な指導を行います。また、日常生活は、規則正しく、清潔・整理・整頓に心がけ、常に助言・指導を行います。
就職の援助
勤労意欲を喚起し、必要に応じてハローワークや雇用主の協力を求めたり、求人情報を提供して、就職の援助をします。
健康の管理
利用者自らの健康管理を助長するとともに、簡易な救急薬品を備え付け、また、福祉事務所など公共の機関などから必要な保護が受けられるよう援助するとともに、必要に応じていつでも医療措置が行えるよう近くの病院に依頼しています。
利用者の生活
暮らしのきまり
入所した人は、「利用者心得」を守り、一日も早く自立更生できるよう努力することになっています。当施設は、集団生活しながら、各人が改善更生するための場所であり、また、憩いの場でもあることを自覚して、他者に迷惑をかけず、真面目に生活することが大切です。
したがって、「利用者心得」を守らず、自覚のない生活を続ける人は、退所させられることもあります。
一日の生活時程
午前 6時00分 | 起床(洗面・寝具整頓) |
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午前 6時30分~ 午前 7時00分 |
朝食 |
午前 7時10分 | 清掃(就職者は出勤) |
午後 0時00分~ 午後 1時00分 |
昼食 |
午後 6時00分~ 午後 9時00分 |
入浴 |
午後 6時30分~ 午後 7時30分 |
夕食 |
午後10時00分 | 門限・消灯 |